バンドツアー巡回中のバスの中から変な音が…。その意外な正体とは?

story 2019/07/20
Credit: Facebook/Sister Hazel

米国のオルタナティブロックバンド「シスター・ヘイゼル」のバンドメンバーとクルーは先週末、ツアーバスで移動していました。

道中、車内のどこからともなく変な音が…。

当時は彼らの誰もが、「エアコンプレッサーの調子がおかしいのかな?」としか考えていなかったといいます。

しかしその犯人の正体は驚くべきものでした。

「確かに聞こえる!」 小さな命の存在を知らせる鳴き声

数時間後にオカラの会場に到着し、ライブへ向けて準備作業を行っていた時、先程のおかしな音のことが頭から離れなかったクルーの1人が、もう一度バスの中へ入って確認してみました。

他のメンバーは「ただのエアコンプレッサーの問題だ」と笑い飛ばしましたが、彼は念のためにすべての機器のスイッチを切ってみました。すると、誰の耳にもはっきりとその音が聞こえてきたのです。

それは、「ニャーニャー」という小さな鳴き声でした。急いでバス正面のバッテリーを納めた蓋を開いてみると、なんとそこには6匹の子猫が心細そうに佇んでいたのです。

Credit: Facebook/Sister Hazel

6匹のうち3匹には簡単に手が届きましたが、残りの3匹は奥の方にいたので救出に時間が掛かりました。ですが、最終的には無事全員が救出されました。バンドメンバーとクルーは、「一体どうしてこんなことが起きたんだ?」と困惑したといいます。

手厚いケアとたっぷりの愛情ですくすくと成長中

バスのオーナーに電話で確認したところ、ツアーバスを駐めていた駐車場には以前から1匹の猫が住み着いており、その猫が近頃子猫を出産していたことが分かりました。駐車場に放置されていた別のバスの車内で、母猫が子猫たちを連れているところが目撃されていましたが、母猫はいつの間にか子猫たちをこのツアーバスへ移動させていたようです。

残念なことに、母猫は最近、交通事故で亡くなったそう。後には6匹の子どもたちだけが残されました。

Credit: Facebook/Sister Hazel

子猫たちの密かな大移動は、水曜日の夜にナッシュビルを出発した時に始まりました。フロリダまでの9時間、そしてオカラまでの6時間を、どれほど心もとない思いで過ごしたことでしょう。発見された頃には、翌日の午後を迎えていました。

厳しい試練を乗り越えてようやく救出された6匹は、現在手厚いケアとたっぷりの愛情を受けています。オカラの会場に勤めていたスタッフがMelissa Bell’s Rescueという保護施設にも勤務していた関係で、そこに受け入れてもらうことができたのです。

Credit: Facebook/Sister Hazel

子猫たちは、安全で健康的な環境の中で日々たくましく成長しています。「シスター・ヘイゼル」の関係者全員が、今や彼らのマスコットとなった子猫たちの無事に大喜びです。

ボーカル担当のケン・ブロックさんは、バンドのフェイスブックのページで、子猫の引き取りに関心を持っている人々へ向けて保護施設へ連絡するように呼びかけているところです。

母猫が亡くなったことはとても悲しいですが、このツアーバスにこのタイミングで子猫を運び込んだ母猫の判断はある意味で正しかったのかもしれませんね。子猫たちの存在が、運良くバンドの関係者やそのファンに広く知られたことで、安全な生活への道が開けたのですから。

すくすく元気に育ってね / Credit: Facebook/Sister Hazel

母猫も、6匹の我が子の成長をきっと空の上から見守っていることでしょう。

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reference: thedodo / written by まりえってぃ

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