「5歳の時に自転車をくれた男性を探したい」Twitterで起きた奇跡とは

story 2019/08/18
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どんなに忘れようとしても、何歳になっても、忘れられない記憶というものがあります。

他人に親切にしてもらった体験も、人の心に消すことのできない記憶を残すものです。

英国在住のメーヴァン・バベイカーさんは最近、インターネットの力を借りて、幼い頃に親切にしてくれたある男性の捜索を試みました。

難民キャンプで暮らしていた5歳当時の彼女に、ピカピカの真っ赤な自転車をプレゼントしてくれたおじさんがいたのです。その出来事は彼女の幼心に深く刻み込まれ、以来彼女はそれを忘れたことがありませんでした。

メーヴァンさんと彼女の両親は、第一次湾岸戦争の間にイラクを出て、トルコ、アゼルバイジャン、ロシアを経由して、1994〜1995年の間、オランダ東部の町ズウォレ近郊の難民キャンプで生活しました。

メーヴァンさんはツイッター上で、男性について知る限りの情報と、その男性の写真を投稿。するとその投稿は3000回リツイートされ、1人のツイッターユーザーが男性の家族と接触することができたことをメーヴァンサンに知らせてきたのです!

男性の名はエグバートさんと言い、ドイツ在住であることが判明しました。

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しかも、反応はそれだけにとどまらず、エグバートさん夫妻にかつて親切にしてもらったという他の旧難民がメーヴァンさんに連絡をくれたことも、彼女を喜ばせました。夫婦の親切心が、メーヴァンさんだけでなく多くの人々の人生に影響を与えていたことを知ったからです。

24年ぶりの奇跡の再会に大喜びの2人

24年の時を経て、メーヴァンさんはついにエグバートさんに再会することになりました。ツイッターの投稿からわずか36時間後のことでした。

感謝の気持ちを示すためのメッセージカードを探しに来たメーヴァンさん。「24年前に自転車を買ってくれた男性に贈るべきカードはどんなものがいいかな?」と悩んだ挙げ句、この特異なシチュエーションにピッタリのカードをようやく見つけることができました。

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エグバートさんは、メーヴァンさんに再会できたことを心から喜んでくれました。そして、幼い頃に願っていたとような、強くて勇敢な女性へと彼女が成長したことを、誇らしく感じると語りました。

「それほどの大したことを自分はしていない」と謙遜するエグバートさんでしたが、自分の行動がきっかけで2人の再会が叶ったことを大変喜んでいる様子でした。

インターネットの力を再認識

残念なことに、男性がくれた自転車は、オランダからロンドンへ引っ越す際に置いて来なければならなかったため、今となっては行方が分かりません。

エグバートさんの厚意はメーヴァンさんの心に深く刻み込まれ、彼女の人格形成に大きな影響を与えました。小さな行動が大きな結果を生むことを示す良い例ですね。

同時に、メーヴァンさんはインターネットが持つ力の大きさにも改めて気付かされました。画面の向こう側に、親切心に溢れた人々が大勢存在することが証明されたからです。投稿をリツイートし、情報を提供してくれたすべての人々に、彼女は心から感謝しています。

Credit: MeAndVan

2人は今後も再会する計画を立てています。小さな親切が1人の人間の人生にもたらす影響の大きさと、結びつける絆の尊さについて、改めて考えさせられるニュースですね。

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reference: boredpanda / written by まりえってぃ

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