ぬくもりは忘れない…11年間迷子だったネコが飼い主と感動の再会

story 2019/09/04
Credit: DCSPCA

ニューヨークに住むキャロル・オコーネルさんの自宅の庭に、トラネコのタイガーが姿を現したのは、約3年前の出来事でした。

年寄りの猫であることはすぐに分かりましたが、彼は人間を恐れている様子であり、オコーネルさんに近づいてきてはくれません。

Credit: DCSPCA

しかし、動物保護施設であるDutchess County SPCA (DCSPCA)に勤務しているオコーネルさんは、こうした動物に対しては、十分な思いやりと忍耐強さが必要であることを知っていました。

息子のダンくんと共に、粘り強くタイガーに接したオコーネルさんは、ついにタイガーの信頼を得ることに成功します。

タイガーはオコーネルさんのもとへと歩み寄るようになり、愛情を示し始めたのです。

そしてオコーネルさんは、そんな人間慣れしたタイガーの態度をみて、「タイガーは前に家族がいたのではないだろうか?」といった疑問を抱くようになります。

思いつきで職場のリストをチェックした彼女は、信じられないものを目にします。なんと、奇跡的にリストの中からタイガーの名前を発見したのです。しかも驚くべきことに、タイガーが行方不明になっていたのは11年も前のことでした。

Credit: DCSPCA

タイガーがまだ3歳だった頃のハロウィンの夜のことです。

そのおどろおどろしい雰囲気に怯えてしまったのか、タイガーは家から姿を消してしまったのだとか。

家族は「迷い猫」のポスターまで作り、必死になってタイガーを探しました。家を売ることになったときも、新たなオーナーに対して目を光らせておくようにお願いしています。

引っ越しをしてからも、懸命の捜索を続けた彼らでしたが、残念ながらタイガーを再び家に迎え入れることはできませんでした。

しかし、飼い主のウェルツさん一家は、奇跡的に11年ぶりの再会を果たすこととなります。タイガーが生きているといった一報に驚きを隠せなかった彼らですが、何よりも驚きだったのはタイガーの健康状態です。

タイガーは目に怪我を負い、多少肌が荒れている箇所がありましたが、それを除けばいたって健康な体を保っていました。彼が自分の力だけで過ごしてきた年月の長さを考えれば、これは驚異的なことです。

Credit: DCSPCA

聞くところによると、タイガーは野良ネコとしてコミュニティに所属しており、そこに住む優しい住人が、彼にときどきエサを与えてあげていたのだとか。

長い時を経て再開を果たした彼ら。久しぶりに飼い主に撫でられ、抱きかかえられると、タイガーは抵抗をみせずに幸せそうな様子でした。きっと彼はしっかりと飼い主のことを覚えていたのでしょう。

Credit: DCSPCA
Credit: DCSPCA

タイガーは現在ウォルツさん一家と共に暮らし、失われた時間を取り戻そうとしています。

もう二度と会うことはできないと覚悟をしていたウォルツさんでしたが、様々な奇跡が重なりこの再会が実現しました。互いに寂しい思いをしたぶん、彼らの間には、普通以上の大きな愛情があふれているに違いありません。

 

reference: thedodo / written by なかしー

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