自らを犠牲にして家族を火事から救ったヒーロー犬

動物・ストーリー 2019/09/23
Credit: Leroy Butler by boredpanda

自宅が突然の火事に見舞われた時、バトラー家はすっかり寝静まっていました。火事を知らせる警報が数回だけ鳴り響いたかと思うと、その後すぐに異常停止してしまったので、家族の誰もが火事に気づかなかったのです。

ですが、運が良いことに、飼い犬の「ジッピー」がすぐに危険を察知し、燃え盛る家の中をけたたましく吠えながら走り回り、家族一人ひとりを起こしていきました。

ジッピーの活躍のおかげで、全員が無事に家の外へ非難することができました。ところが、ほっとしたのもつかの間、一家の主であるレオニーさんはジッピーがまだ家の中にいることに気づいたのです。

消火活動が終わるのを待つしかなく…

レオニーさんはすぐにジッピーを助け出そうとしましたたが、すでに激しい炎が家全体を飲み込んでいて、消防団による消火活動が完了するのを待つ他なすすべがありませんでした。鎮火した家の中にようやく立ち入ることができた時は手遅れで、ジッピーはすでに息絶えていました。死因は、煙を吸ったことによる窒息死でした。

レオニーさんはテレビのインタビューに対し、「リビングの床全体が火の海になっていて、ジッピーには逃げ場がありませんでした」と語っています。消防団によると、出火元は屋根裏で、現時点で出火原因は明らかになっていないそうです。

Credit: kkuizon

「ジッピーは白黒の斑を持つ小型のジャック・ラッセル・テリアで、3〜4年前に保護して以来、我が家のペットとしてかわいがってきました。ジッピーは私たちの命の恩人です。ジッピーを失い、本当に悲しいです」と語るレオニーさん。ジッピーの勇敢な行動は、かつて自分を保護してくれた家族に対する最後の恩返しだったのでしょうか。

「小さな英雄」の冥福を祈るメッセージが続々と

胸が張り裂けそうなこのニュースに、世間からは「ジッピーよ、安らかに眠れ。君はヒーローだ」、「なんと忠誠心のある犬なんだ。ジッピー、とても特別な存在であるあなたを誰もが忘れないでしょう。ご冥福をお祈りします」といった多くの声が寄せられています。

火事の後、自宅の様子を確かめるレオニーさん / Credit: kkuizon

自宅を火事で失うばかりか、家族の一員であるジッピーまでも失うことになったバトラー家。家の中にはきっとたくさんの思い出が詰まっていたことでしょう…。一家の心境を思うと胸がぎゅっと締め付けられます。

生活の再建は想像以上に大変なものになるかもしれませんが、ジッピーのおかげで救われた命に感謝して、これからの日々を大切に生きてほしいですね。きっと小さな英雄ジッピーも、その様子を空の上から見守っているはずです。

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reference: boredpanda / written by まりえってぃ

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