ガラスの靴ならぬ「ガラスの腕」を持つ義手のシンデレラが美しい

story 2019/10/01
Credit: boredpanda

鼻の形や目の大きさ、シミそばかす、くせっ毛に身長…

誰にでもコンプレックスはあります。しかし、中には生まれ持った障害によって、コンプレックスとは比較できないほどに不便な生活を強いられてしまう人々もいます。

マンディ・パースリーさんも、そんな障害を持って生まれた1人。しかし彼女は見事にそれを乗り越えました。

生まれながらに右腕がなかった彼女ですが、シンデレラ顔負けの「ガラスの靴」ならぬ「ガラスの右腕」を手に入れたのです。

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みんなとは違う自分に姿に絶望し、自分と同じような境遇を持つ人を探した幼い頃のマンディさん。当時は良いロールモデルを見つけることができなかったとのこと。

しかし、大人になったマンディさんは気がつきます。自分こそがそのロールモデルになればいいのだと。今ではマンディさんは、「人と違っているということは、実はポジティブなこと」なのだと強く信じています。

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マンディさんがこのアイデアを思いついたのは、娘がシンデレラを好きになったことがきっかけでした。これをいい機会だと考えたマンディさんは、自らが笑顔に満ちたロールモデルになるための行動を起こします。

ガラスの義手だけでなく、ドレスも手作りしたマンディさんは、「ドレスも本当のプリンセスにふさわしいものにしたかったの」と語っています。

撮影会では、こんな遊び心に満ちた1枚も出来上がりました。

落としたのは靴じゃなくて腕…? / Credit: boredpanda

マンディさんいわく、ドレスの制作にかかった時間はおよそ60時間。そしてプリンスである夫の衣装にも30時間をかけたとのことです。

1本の腕でどうやって?と思う人もいるかもしれませんが、なんと彼女は両方の足を上手に用いることで、まるで3本の腕があるかのように器用に裁縫をすることができるのです。

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ドレスの素材にはおよそ300ドル(約3万2千円)、そしてガラスの義手にはさらに何万円もの費用がかかったとのことです。

また、これは彼女1人の力で成し遂げたものではありません。マンディさんいわく、これらの作品に命を吹き込んでくれたのは、才能豊かなアーティストであるギルバート・ロザノさんであると語っています。

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彼女が「義手のシンデレラ」の写真をSNSに投稿すると、その透き通る美しい義手や、素敵なドレスががたちまち話題となりました。

マンディさんは同じような困難を経験している人たちに向けて、ロールモデルらしく励ましのコメントを送っています。

「夢を大きく持って、一生懸命になることを怖がらないで!誰もが何らかの困難に直面しているわ。だけど決意とポジティブな気持ちを持ってそれに立ち向かえば、そうしたハードルはあなたを強い人間に変えてくれるの」

この説得力のあるメッセージには、多くの人々が励まされました。障害を逆手に取って自らの力に変えたマンディさんの勇気は、これからも逆境に苦しむたくさんの人を救っていくことでしょう。

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reference: boredpanda / written by なかしー

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