滝に落ちた子象を救おうとした象たちが次々と転落…一体なぜ?

story 2019/10/10
Credit: Thailand Department of National Parks, Wildlife and Plant Conservation

タイの最古の世界自然遺産であるカオヤイ国立公園。先日ここで、ある悲劇が起きました。

なんと滝に落ちた子象を救おうとした象たちが次々と滝に転落し、命を落としてしまったのです。

合計で11頭もの象が死亡

先週土曜、公園スタッフに一件の報告が舞い込みました。

「近隣の道路に数頭の象がうろついている」というのです。スタッフが公園内を点検したところ、Haew Narok滝で年齢3歳ほどの子象が溺れていました。その後すぐに、滝の底からさらに5頭の象の遺体が見つかったといいます。

立ち往生する2頭 / Credit: Department of National Parks via AP

また、滝の上の崖では、さらに2頭の象が溺れる仲間たちを救出するため崖を下ろうと必死に試みていました。保護された2頭はすっかり疲労困憊しており、現在獣医によるケアを受けているところです。

そして昨日は、滝の下流から5頭の遺体を発見…。合計で11頭もの象が単独の事故で死亡した例は、これまでに存在しません。

ではなぜ、このような悲劇が起こってしまったのでしょうか?

仲間を思う心が…

象は大きな群れを作ること自らの身を守り、餌を見つけることができます。家族の大部分を失った彼らの今後は決して容易なものではありません。

象は共感的な動物で、困っている仲間をお互いに助け合うことが知られています。また、仲間の一頭が亡くなった時は、私たち人間と同じように嘆き悲しみます。後に残された2頭の心情を思うと、胸が痛みます。

事故を受け、Haew Narok滝付近は来園者の立ち入りを制限しているとのこと。公園内には、約300頭の象が生息していると推測されています。

自然の摂理とはいえ、言葉には尽くせない悲しい出来事です。象たちが厳しい野生の中を生きていることを改めて思い知らされます。

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reference: sciencealert, cbsnews / written by まりえってぃ

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