木から落ちた赤ちゃんコアラを救ったのは「ギプス」だった

story 2019/10/15

こんなに小さいの、見たことない!

木から落ちて腕を骨折したコアラの赤ちゃんが付けたギプスが、信じられないくらい小さくて可愛いんです。

母親のお腹の袋から頭を覗かせはじめるかどうかという時期に負った大怪我

オーストラリアのユーカリ伐採地で暮らす生後5ヶ月のメスの赤ちゃんコアラ「ジョーイ」は、ある日、母親と一緒に木から転落し、腕を骨折してしまいます。

悲しいことに、この事故でかなりの重症を負った母親には、獣医によって安楽死という苦渋の決断が下されました。

一方で、体重わずか500グラムほどのジョーイはなんとか一命を取り留めました。

といっても、ウェリビー動物園の獣医の元へ運び込まれた時点で、ジョーイの命が助かる確率は極めて低いものでした。

「ジョーイが私たちの元へ到着した時期は、まさにぎりぎりのタイミングでした。彼女はようやく母親のお腹の袋から頭を覗かせはじめるかどうかという時期に達したばかりで、身体の大きさを考えると生き延びられる確率はそう高くありませんでした」と、同動物園で動物看護師を務めるジェス・ライスさんは語ります。

ミニギプスと母親サイズのぬいぐるみでみるみる回復

ですが、獣医たちは決してあきらめませんでした。

レントゲンで調べたところ、ジョーイは片腕を骨折していることが分かりました。そこで、獣医たちはジョーイの腕にフィットするミニサイズのギプスを装着し、24時間体制で世話をすることにしました。

ジョーイはまだ母親のお乳を必要としていましたから、母乳の代わりに人工のミルクが与えられました。ジョーイは、哺乳瓶からごくごくとミルクを飲みました。

また獣医たちは、母親を失ったジョーイの代理となれるように努めました。ですが、人間にはコアラのようなふさふさの体毛が生えておらず、このためジョーイは人間の身体に上手くしがみつくことができません。それに、ジョーイは赤ちゃんとはいえ鋭い爪を持っています。

そこで獣医たちは、ジョーイに母親サイズのコアラのぬいぐるみを与え、そのぬいぐるみに抱きつくよう促しました。

熱心なケアの甲斐あって、ジョーイはみるみる体力を取り戻し、体重もいくぶん増えました。

そして、ついに野生動物の専門家の元へ引き取られて行きました。野生へ返すにはさらに1年ほどかけて十分に成長する必要があるため、それまでの間は専門家のケアを受けながら暮らすことになったのです。

このニュースがYouTube上に投稿されると、「ちっちゃくてかわいい。ギプスのほうが彼女より大きいみたいだ」、「コアラにも救急車が必要だ!」といった声が各地から寄せられました。

見たこともないほど小さなギプスが功を奏して助かった小さな命。無事に成長し、野生の中をたくましく生きていってほしいですね。

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reference: boredpanda / written by まりえってぃ

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