悪習慣の原因は脳にある。断ち切る方法とは? 

psychology 2019/11/24
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「節約したいのに無駄なものを買ってしまう」「ダイエット中なのに間食が止まらない…」

やめようと思ってやめられない悪習慣は、誰でもひとつくらい持っているものです。

悪習慣を断ち切る簡単な方法が一つあります。ずばり、良い習慣を新たに一つ始めることです。失恋の傷に最も効く薬が新しい恋愛であるように、新しい習慣は悪習慣をひっくり返す力を持ちます。

その効力を知るには、まず最初に、どうして悪習慣がやめられないのかを理解しなければなりません。

脳は常に「ラク」がしたい

悪習慣がやめられない原因は、私たちの「脳」にあります。

脳は体の中で最もエネルギーを使う場所で、1日に摂取するカロリー量の20%が脳の活動に費やされています。寝ているときでさえ、エネルギーを使っているのです。

よって、脳はできるだけエネルギーを節約してラクをしようとします。その節約方法が「ヒューリスティクス(経験則)」という心理的なショートカットです。

脳はラクをするために、日常の中にあるパターンを見つけようとします。見つかったら、あとはそのパターンに合わせて、日々の行動を取るだけです。

例えば、「三ッ星レストランだから、美味しいに違いない」とか「先生や上司が言うことだから、正しいに決まってる」という判断がそれに当たります。

確かに、ヒューリスティクスによる判断は正しいことが多いですが、よく考え吟味するプロセスをカットするので、重大な間違いを犯すこともあります。

まずは、自分の生活に潜むヒューリスティクスを探してみましょう。

脳のラクが「悪習慣」に繋がる

脳は、ヒューリスティクスに味をしめるとそれを利用して日々の行動の多くを自動運転に切り替えます。これこそ「悪習慣」が発生する根本原因です。要するに、悪習慣とは、脳内で自動化されたパターンに盲従する行動のことを指します

では、ヒューリスティクスから脱け出し、悪習慣を乗り越えるには、まず何をすれば良いのでしょうか。

その秘訣は、難しいことではありません。自分の行動に注意を向けて、自問してみることです。

「なぜ必要ないものを買おうとしているのか」「なぜダイエット中なのに食べようとするのか」「なぜ宿題・仕事をせずに携帯ばかり見ているのか」。

まずは、日々の行動を入念に調べて、取るべき選択肢を正しく見極めましょう。悪習慣を打ち破るには、心を自動的な行動パターンに従わせることなく、論理的に組み立てることが大切です。

「新しい習慣」をつくる

日常に潜むヒューリスティクスを見抜くことができたら、あとは新しい良い習慣を築いていきましょう。

脳は失敗を嫌い、罪悪感や恥、後悔といった感情を生み出して二度と失敗しないように行動します。失敗したくないという感情の蓄積が、脳をヒューリスティクスに走らせます。

こうした負の感情を払拭するのは、新しい習慣による別の感情、つまり「達成感」です。新しい習慣は簡単なものでかまいません。「1日100円ずつ貯金する」とか「毎日、20〜30分でも散歩する」というようなことです。

ヒューリスティクスを乗り越えるには、エネルギーも使いますし、時間もかかります。しかし、小さな努力の積み重ねは、いつか必ず、大きな悪習慣の壁を打ち砕くことになるでしょう。

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reference: psychologytoday / written by くらのすけ

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