これはダメ!恋人とのNGコミュニケーション4つ

psychology 2019/12/10
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「口は災いのもと」とは良く言ったもので、パートナーとの言葉によるコミュニケーションが上手くいかずに悩む人は少なくありません。

要望が的確に伝わらなかったり、つい言いすぎて相手を傷つけてしまったり…。言葉というものは便利なようで、使い方を間違えれば正反対の効果をもたらすことさえある厄介なツールです。夫婦の離婚理由として常に上位に挙げられるのが、こうしたコミュニケーション不足の問題です。

夫婦や恋人の間で起きがちなコミュニケーションのNGパターンを4つご紹介します。あなたもこれらのどれかについ陥っていませんか? 自分の日頃の言動を振り返ってみましょう。

 

1. 二人称代名詞「あなた」と命令形

下手なコミュニケーションにはよく、相手「あなた」を指す二人称代名詞が用いられます。また、相手を批判し、指示を出す命令形がしばしば用いられるのも、まずいコミュニケーションの典型です。

たとえば、「君は〇〇が不十分」「あなたはもっと注意深く〇〇すべき」「君は今すぐ〇〇する必要がある」「あなたは私の立場をもっと理解しなければならない」「君はちゃんと〇〇した方がいい」というような表現が挙げられます。

誰かにあれこれ指図されることを快く思う人はそうそういません。二人称代名詞と命令形で指示されると、腹が立ったり、守りの姿勢に入ったりするからです。

感情に任せて二人称代名詞や命令形を用いる代わりに、自分の言いたいことを「効果的に」伝えるにはどうしたらいいかを常に意識しましょう。

2. 一般化

ここで言う一般化とは、相手の性格や行動をひとくくりに結論づけた発言をすることです。

一般化でよく用いられるのが、「いつも」「まったく」「また」「本当に」「毎回」「みんな」といった言葉。これらの言葉はしばしば、二人称代名詞「あなた」と組み合わせて使われます。

たとえば、「あなたはいつも便座を下げない」「あなたはまったく歯磨き粉の蓋を閉めない」「また散らかして!」「君は本当に怠け者だ」「あなたって毎回〇〇を忘れるのね」「みんな君が悪いって言ってるよ」といった表現です。

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こうした言い回しはさまざまな点で問題があります。第一に、相手がそうでない可能性はゼロだというメッセージを含んでいることです。相手は本当に「いつも」便座を下げないのでしょうか? 下げる時もあるはずです。

また、相手が「どうしたら改善できるか?」よりも「何が駄目なのか」にばかり焦点を当てていることも問題です。一般化は、相手の「変わろう」という気持ちをくじいてしまいます。

さらに、一般化を含む表現は簡単に覆されます。たとえば、パートナーに「あなたってまったく皿洗いをしてくれないのね」と言ったとします。「そんなの嘘だ! 去年一度だけしたよ!」という答えが相手から返ってくるのが関の山です。

3. 人を憎んで罪を憎まず

コミュニケーションには常に2つの要素が存在します。1つはあなたがその時関わっている相手、もう1つはあなたが言及している話題や行動です。

コミュニケーションの達人は、話題や行動を相手個人とは切り離すことの重要性を心得ています。つまり、「罪を憎んで人を憎まず」が実践できているのです。

一方で、コミュニケーションが下手な人は、その正反対の行動を取ります。つまり、問題の本質である話題や行動そのものよりも相手個人を攻撃するのです。すると相手は、憤慨したり、傷ついたりして、頑なに抵抗するようになります。

「あなたって本当に馬鹿ね!」と言う代わりに、「あなたは賢い人だけど、今朝の行動はあまり賢いとは言えなかったわ」と言ってみましょう。また、「君はまったく掃除をしないんだね。怠け者だよ!」と言うよりも、「今週は皿洗いをしてくれなかったね」と伝えた方が、相手のやる気を引き出すことができます。

4. 相手の気持ちを無視する

相手が発信するポジティブまたはネガティブな気持ちを無視したり、極小化したり、無視したり、否定したりすることもNGです。

たとえば、「君の意見なんて重要じゃない」「それはあなたのただの言い訳でしょ」「こんなことで怒るなんてオーバーだよ」「数学の成績がBだったから何? 私はいつもAを取っていたわ」「それくらいのことで調子に乗ったら駄目だよ」というような表現です。

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相手が喜んでいる最中にその気持ちを否定するようなことを言えば、相手が持っていたせっかくのポジティブな気持ちはたちまち影を潜め、それに比例してあなたと相手の絆は弱まります。また、相手が怒り心頭している時にその気持ちを無視すれば、相手のネガティブな気持ちはさらに強化されて残り続け、あなたと相手の間に大きな溝を作ります。

自分の気持ちを無視された相手は傷ついたり、怒ったりするだけでなく、さらに傷つく前にあなたに心を閉ざす恐れがあります。これこそが、友だちや恋人、家族との関係に不和が生じる大きな要因の1つです。

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下手なコミュニケーションには大抵、3つのF、つまり「Fight(戦う)、Flight(逃げる)、Freeze(固まる)」という要素が含まれています。つまり、相手が「発言に対抗を挑むか、それから逃避するか、感情的に硬直して心を閉ざすか」のいずれかに向かうのです。これら3つのFは、家庭や仕事における人間関係の発展や維持を妨げます。

もしあなたが身近な相手とのコミュニケーションが上手くいかずに悩んでいるとしても、その気にさえなって、日頃から意識すればきっと改善できます。今回ご紹介したコミュニケーションのNGパターンを避け、相手が3つのFのいずれかに向かうのを食い止めましょう。

物は言いようです。言葉というツールの上手な使い手を目指したいですね!

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reference: psychologytoday / written by Cocology編集部

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