SNS自撮りの「現実」を見ると自信が向上?「ありのまま」の大切さ

psychology 2019/12/11

「インスタ映え」という言葉もすっかり市民権を得た昨今、インスタグラム・ユーザーは、日に日に数を増やしています。

インスタやSNSを開けばモデルのような「美人」や「可愛い」人々であふれているわけですが、果たして本当の「美」とは何なのでしょうか? それを見たあなたは、「美しく」なれるのでしょうか?

今回、「本当の美しさ」とは何なのか、考えさせられる研究が発表されました。

「加工」されたインスタ写真の功罪

Credit: @lesforyoga

自撮りを投稿する人の多くは、できるだけ写真を加工・修正して、理想のイメージに近づけます。お腹をへこませて、頭をほどよい角度に傾け、自分が最も「映える」姿勢を探すでしょう。

そして何十枚と撮った写真から予選を勝ち抜き、最終的に残った完璧な1枚が投稿されるのです。

そして、このようなインフルエンサー達の極端に美しい写真を見ると、自分の身体イメージに引け目を感じる人もいるのではないでしょうか。インスタの「作られた写真」と自分を比較しないのはほぼ不可能だからです。

しかし昨今、そのような「理想と現実」をあえて見せる投稿も増えてきています。新しい研究によると、そのような写真が偽造であることを晒した写真は、女性の身体イメージを向上させる可能性があるようです。

実際、インスタの理想と現実を対比させた写真が集まるタグ「#instagramvsreality」は、9万件もの投稿数があります。

 

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日本でも、理想と現実のギャップを定期的に投稿している女性モデルが何万ものシェアを獲得しています。

人々が「作られた美しさ」に飽き、「ありのままの姿」に安心感を見出していることが伺えますね。

「ありのままの現実」が自分の身体に自信を生み出す

今回の研究調査では、「Instagram vs Reality」の投稿写真15枚を集め、これを対比・現実・理想(偽造)という3パターンで女性たちに見てもらいました。被験者は、アメリカに住む305人の女性(15歳〜30歳)です。

対比は、インスタvs現実のセット画像をそのまま見せるパターン。

現実は、加工していないありのままの姿を見せるパターン。

理想は、偽造している完璧な写真だけを見せるパターンです。

被験者には、3つの内の1つをランダムに5秒間見てもらっています。その後、被験者に見る前と見た後における自分自身の身体に関する不満足レベルを評価してもらいました。

その結果、不満足レベルは理想パターンを見たときだけに増加。これは意外な結果ではなく、比較することで自分の身体イメージに劣等感を抱きやすいのでしょう。

反対に、現実パターンだけを見た人は、身体への不満レベルが減少したとのこと。つまり、ありのままの不完全さを見つめることで、自身の身体にポジティブな考えを持つことができるのです。

 

昨今、クリスチャン・ディオールやグッチなどの高級ブランドが、「痩せ過ぎたモデルを使わない」という指針を続々と発表しています。世界は多様性を認める方向に動きつつあり、それは「美の基準」も同様。どこかの誰かが決めた「基準」に惑わされることなく、「ありのままの私」を見つめることが大切です。

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reference: psychologytoday / written by Cocology編集部

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