自分に合った心理カウンセラーの見つけ方

psychology 2020/01/10
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日本では少し敷居の高いカウンセリング。

しかし最近では、オンラインでカウンセリングを受けられるサービスも増えてきました。相談しようか悩んでいる人も少なくないでしょう。

ただし、カウンセラーといっても様々です。良いカウンセラーに当たるかどうかで、効果もまったく変わってきます。

良い心理カウンセラーを見つけるには、「調査・面談・関係」という3つのステップが必要です。

調査」とは、心理カウンセラーを利用することを決めた時にするべきリサーチのこと。

面談」は候補となった心理カウンセラーに尋ねるべき質問(料金、カウンセリングの内容など)。

関係」は新しい心理カウンセラーに対して自分が抱く感情や印象に関わるものです。

調査編:心理カウンセラーの探し方

心理カウンセラーを見つけるための最初のステップは、候補者を絞り込むことから始まります。そのためにはまず、どんな要素を重視するかを決めましょう。

「自宅からの距離は?」「費用は?」「心理カウンセラーの性別は?」優先順位を踏まえ、条件を絞ります。

それと並行して、どんな治療を希望するかを決めましょう。セラピー・瞑想・社会的プログラムへの参加といった介入の種類によって、精神科医・臨床心理士・カウンセラー・臨床ソーシャルワーカーなど、頼るべき専門家のタイプが異なります。

たとえば、精神科医は、精神的不調の背景にある生物学的側面に焦点を当て、不調の原因を「神経生物学的プロセス(神経伝達物質のバランスの崩れなど)」に求め、薬などを用いた生物学的治療を勧める傾向にあります。

これに対して他の専門家は、患者のものの見方や認知バイアス、社会的サポートの欠如、親しい人との別離、人間関係の問題、職場でのストレス、差別といった社会文化的・心理学的要因に焦点を当てるかもしれません。

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面談編:質問すべき9のこと

次はいよいよ、心理カウンセラーとの面談です。心理カウンセラーの多くは、治療を検討している顧客から多くの質問を受けることに慣れています。経歴や提供する治療法の効果について、質問にきちんと答えてくれない心理カウンセラーは避けた方が賢明です。

面談では、次のような質問をしましょう。

  • 認可を持つ心理カウンセラーか? どの団体から認可を受けているか?
  • 心理カウンセラーとしての経歴はどれくらいか?
  • 教育やトレーニングのバックグラウンドは?
  • 専門分野は?
  • 自分と同じ症状を持つ患者への治療の経験はどれくらいあるか?
  • どんな治療を提供できるか?
  • 治療の効果を高めるためにどんなサポートが行われるか?
  • 自分の症状にその治療法は効果があるのか? 治療期間はどれくらいになるか? 治療の効果はどのようにして測るのか? もしその治療法が効かなかった場合は?
  • 費用や規約は?

関係編:心理カウンセラーとの関係構築

治療をお願いする心理カウンセラーが決まったら、これから数週間、数ヶ月、場合によっては数年にわたってその専門家の治療を受けることになります。

時には、目の前に座る見知らぬ人に、あまり話したくない個人的な感情について打ち明ける必要も出て来るでしょう。そんな時は、自分がとても傷つきやすい存在であることを身にしみて実感するかもしれません。

だからこそ、セッションの間に一緒に居て安心できる心理カウンセラーを選ぶことが肝要です。つまり、良好な信頼関係と協力体制を構築できる相手を選ぶ必要があるのです。

良い信頼関係とは、あなたと心理カウンセラーとの間に暗黙の理解、つまり相手と心が通じ合っているという感情が存在することです。

「この人は親切か?」「理解力があるか?」「批判的でないか?」「話をちゃんと聞いてくれるか?」自分の感情を物差しにして、あなたに相応しい心理カウンセラーかどうかを見極めましょう。

判断には時間が掛かるかもしれませんが、共感を示し、丁寧かつ誠実で、相手に温かい印象を与える心理カウンセラーであれば、多くの人が心の繋がりを感じられるはずです。

どの患者も平等に扱い、行動・態度・言葉遣いが患者を安心させる相手であれば、信頼に足るでしょう。

良好な信頼関係を築ければ築けるほど、心理カウンセラーと理解しあい、治療の目的を共有して治療を進めやすくなります。

心理カウンセラーとの相性が良いことこそが、治療成功への鍵だと信じる専門家もいるほどです。

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ただし、完璧な心理カウンセラーを見つけるために、長く時間を割きすぎるのは考えもの。心理カウンセラーとの相性が良くないと後から気づいたら、その時はいつでも治療を止めることができます。

大切なのは、最終的な目標を常に忘れずにいることです。自分にマッチした腕のある心理カウンセラーを見つけたら、一緒にプランを立てて、現在の状況を改善し、より良い生活を送るための共同作業を始めましょう。

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reference: psychologytoday / written by Cocology編集部
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