「毒親」の特徴って?対処法と見極めるための知識

relationship_psychology 2020/01/13


近年、取り上げられることの増えた「毒親」。毒親に育てられた本人によるエッセイや漫画なども増えています。子どもを苦しめてしまう毒親とはいったい何でしょうか。この記事では毒親の特徴や、毒親への対処法についてお伝えします。

子どもを苦しめてしまう「毒親」とは

毒親とは、過干渉、暴言・暴力などにより子どもに圧力をかけたり、親の身勝手で子どもをかまわなかったりする親のことです。子どもに何かしらの悪影響を及ぼす親を「毒」にたとえています。

毒親には大きく3つの特徴があります。

過干渉

「ああしなさい、こうしなさい」と自分の意見を押し付けます。親だから仕方ないと思うかもしれません。しかし、子どもの意見も聞かずに一方的に意見を押し付けることによって子どもが苦痛を感じている場合、健全な親子関係を築けているとは言えません。

毒親は、子どもの人間関係や進路(進学・就職)といった、本来は子ども自身の意思に委ねられるはずのことにまで口を出します。

暴言・暴力

子どもの言うことを聞かせたり、親の鬱憤を晴らしたりするために子どもに暴力を振るう親がいます。手は出さなくとも暴言を浴びせる親もいます。こうした暴言・暴力によって子どもを自分の思い通りにしようとするのも毒親の特徴です。

ネグレクト

ネグレクトは育児放棄のことです。じゅうぶんな食事・身の回りの世話をしない、子どもにかまわないなど、親が子どもよりも自分の都合を優先してしまう状況です。

自分の親が毒親かどうか見極めるには

自分の親が毒親かどうかを知る方法のひとつとして、親子間で問題が起こった際の態度を見る方法があります。親がきちんと問題を解決することに意識を向けてくれるのか、それとも親自身の都合を優先させようとしてくるのかで毒親なのか判断します。

親との間に問題が起こった際、親が以下のような態度であれば毒親の可能性があります。

  • 子どもを支配しようとする
  • 子どもの抗議や抵抗を無視する
  • 問題の責任を自分でまったく負わない
  • 子どもを犠牲にしてまで自分のやり方を押し通そうとする

毒親育ちの人の特徴

子どもが健やかに育つためには親の無条件な愛が不可欠です。親が自分を受け入れてくれ、さらに親を頼っていいという安心感があって初めて子どもは「自分らしさ」の感覚が育ちます。しかし、毒親に育てられた人は幼少期に親の無条件な愛を受けていないため「自分らしさ」の感覚が育たず、成人してからも対人関係などに影響が出ます。

毒親に育てられた人には以下の特徴があります。

  • 人間関係に失望する
  • 自分の要求を完璧に満たしてくれる人を求める
  • 恋愛やセックスなどに依存してしまう
  • 自分の価値を物やお金に見いだす
  • 自分を認めてほしいあまりに素の自分を出せない
  • 自身の自己愛的欲求を満たすために自分の子どもを使う(=自身が毒親となってしまう)

子どもを苦しめてしまう毒親への対処法

毒親に育てられた人はこれから毒親とどう付き合っていけばよいのでしょうか。今後できる毒親への対処は3つあります。

親と話し合う

もし、親と話し合う余地があれば今からでも話し合ってみましょう。今までの不満を正直に話し、わかってもらうのです。子どもの頃には支配的で聞く耳もたずだった親も、あなたが大人になったこと、また親自身も歳を重ねたことであなたを理解してくれるかもしれません。

親と距離を置く

毒親に育てられた人は傷ついています。話し合うことが難しい場合は親と距離を置くことが有効です。距離を置くことで関係が改善した例も多くあります。

親と距離を置くことは自分の人生を見つめ直すきっかけにもなります。親に支配された過去のことではなく、これからの自分の人生を生きることを考えましょう。

親子関係についてカウンセラーなどに相談する

カウンセラーなどの専門家に相談することも毒親への対処法のひとつです。カウンセラーに自分の親に対する感情を聞いてもらい、これからの付き合い方について助言をもらうことで、毒親による生きづらさが和らぐ場合があります。

毒親に苦しめられた過去から逃れて自分の幸せを考えよう

毒親に苦しめられた過去は変えられません。しかし、今から自分が幸せに生きるために行動することはできます。「それでも親だから」と自分が我慢し続ける必要はないのです。

自信のない人が自分を愛するための6つの習慣

references:  毒親って!? 親子関係どうすれば・・・(クローズアップ現代)
ジョン・ブラッドショー『インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法(改訂版)』NHK出版
スーザン・フォワード『となりの脅迫者 家族・恋人・友人・上司の言いなりをやめる方法』パンローリング
/ written by Cocology編集部

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