子ども時代に受けた心の傷を癒やす5つの方法

psychology 2020/01/29

子ども時代に親に言われた傷つく言葉…。心の傷が、大人になってからの生き方や人間関係に悪影響を及ぼすケースは少なくありません。

心の傷を修復し、より幸せに毎日を送れるようになるためには、新しい行動の仕方を学ぶことが必要です。

今回は傷ついた魂を癒やすための5つの実践的な方法をご紹介します。

1. 物事を断定する代わりに「自問」する

「どうせ私はダメなんだ」など、私たちはとかく物事を断定しがちです。確かに、物事を断言するとある種の爽快感が生まれます。

ですが、物事を断言することは物事の真意を問うことに比べれば脳を活性化しないことが、科学的に証明されています。

鏡の前に立って、「今日、私は自分自身を愛し、受け入れます」と繰り返し唱えたとしても、何も起きないでしょう。

でも、「今日、私は自分自身を愛し、受け入れるだろうか?」と自問したとしたらどうでしょうか?

脳は、「あなたが自己を愛し、受け入れるためにできることは何か?」という質問に対する答えを探り始めます。

自問を繰り返すうちに、罪悪感を抱かないことを許し、自分自身を受け入れるという結論にたどり着けるかもしれません。

どうすれば自己を受け入れ、愛せるか?」を自分の頭で考えることは、心を癒やすための重要なプロセスなのです。

2. 「いいことボウル」を作る

人の心はちょっとしたことで落ち込みます。24時間365日ポジティブ思考を維持しようと努めても、それを完全に防ぐことは無理です。

しかし大きな良いことが無くても、「自分に与えられたチャンス」や「自分を支えてくれる人の存在」を改めて認識することは大きな意味があります。具体的には以下のようなことです。

悪いことが起きなかったこと

「電車が時間通りに来た」「渋滞に巻き込まれなかった」など。

良い変化が起きたこと

「上司に褒められた」「ランニングマシンを10分以上走れた」など。

気分が上がったこと

「久々に親しい友人から連絡があった」「旅行の計画を立てた」など。

ボウルの作り方

  • その日にあったいいことを1つ思い出し、小さな紙切れに書く
  • 上記を折りたたんで専用の容器(ボウルなど)に入れる
  • これを1ヶ月間毎日続けたら、月末に容器をひっくり返し、紙切れを1枚ずつ広げてすべて読み直してみる

ストレスフルな予定がこの先控えている場合などにも、恩恵ボウルづくりはおすすめです。気が進まない物事を上手く乗り切るための助けになるでしょう。

3. 心の庭師になる

自宅に庭やベランダが無い人でも、インテリアにグリーンを取り入れてみましょう。植物を大切に育てることは、自分自身を大切にすることと共通しているのです。

中でも初心者におすすめなのが、サツマイモの水中栽培です。

水を入れた容器、サツマイモ1個、爪楊枝4本を用意してください。サツマイモの4箇所に爪楊枝を4本指し、それらを支えにして水の入った容器に吊るします。それを日当たりの良い窓際に起き、毎日たっぷりの日光を与え続けると、水中に根が張り、つるが伸び始めます。

植物の世話を通して、自分を大切にすること、変化を受け入れることを学びましょう。

4. 子ども時代の自分を振り返る

子ども時代のトラウマを克服する上でのもっとも難しい課題の1つは、自己を批判する癖を無くし、頭の中で反復する子どもの頃に親に言われた言葉(お前は怠け者だ、敏感過ぎる、劣っている…など)を遮断することです。

子ども時代の自分の写真を、赤の他人が眺めているような気持ちで見てみましょう。

その子はどんな子だと思いますか? その子に話しかけて、その寂しさや孤独に共感してみましょう。そうすることで、自己に対する良い意味での同情が生まれます。

5. 「流す」儀式を行う

無自覚に背負い込んでいる古い荷物を手放すことも、癒やしのプロセスの一部です。これらの荷物の中には、私たちが欲しい物を手に入れることを妨げたり、立ち往生して同じことを反芻させたり、自己を明確に認識できなくさせたりする行動や感情が詰まっています。

私たちが自分を不幸にしていると自覚している人物との交流を続けてしまうのは、希望を抱いてはそれを打ち砕かれることを繰り返すことで、絶えず座礁する船のマストにしがみついていたいという気持ちがあるからです。

さらに荷物を手放しにくくしているのは、「忍耐こそが成功と目標達成への鍵だ」とする考え方だけではありません。人間は元来とても保守的な生き物で、未知の将来へ向かって動くことよりも、たとえどんなに惨めであっても現状に留まることの方を好むからです。

荷物を手放すことは大仕事であり、常に喪失感を伴うものです。ですから、それが成功した時は、その勝利を祝うための小さな儀式を意識的に行うと効果的です。儀式の例をいくつかご紹介します。

書く

これは、別れたい相手や行動に向けた別れの手紙を書くという儀式です。手紙の中であなたは、なぜ別れを決心したのかをはっきりと示し、自分の考えや気持ちを整理することができます。

といっても、実際に投函する必要はありません。もし人物への手紙を投函したら、それは相手に返事を要求することを意味するので、関係を絶ち、荷物を手放すことにはならないからです。重要なことは、「書く」という行為そのものです。

燃やす

手放したいことを書き出した紙切れや、辛かった時代を象徴する写真を火で燃やすことで効果を実感できる場合もあります。この時、キャンドルの灯りを用いれば、あなたが居る空間が物理的に照らされることで、現在の自己をはっきりと認識するための手助けにもなります。

水に流す

古代から水は、物理的・象徴的に物事を浄化するものとしてさまざまな儀式で用いられてきました。手を洗うことで考えや気持ちをスッキリさせたり、池などに小石を投げ入れることでネガティブな感情を手放したりといった効果が期待できます。

「毒親」の特徴って?対処法と見極めるための知識

 

reference: psychologytoday / written by Cocology編集部
あわせて読みたい

SHARE

TAG