13の精神障害まとめ 思考に異変が起こる「心の病気」のすべて

psychology 2020/03/24

精神障害とは?

私たちが考えたり感じたりする「こころ」とは、どこにあるのでしょうか。こころは、心臓に宿るとされていた過去もありました。

しかし最近は、心を脳と同一視する見かたが優勢で、脳が思考や感情、行動などを決めているといわれています。

大事な役割を担う脳に、何らかの異変が生じているものが精神障害なのです。

精神障害に罹る患者さんの数は、年々増加傾向にあるといわれています。

日本では、心の病は特別なことだと思われがちですが、風邪と同様、どんな人でもかかる可能性はあります。

では心の病気にはどのような種類があるのでしょうか? この記事では、13の精神障害についてまとめています。

それぞれの病気についてもっと詳しく知りたい方は、各項目のリンクを参照ください。

統合失調症

統合失調症とは、以前は精神分裂病とも呼ばれていた病気。

こころや考えにまとまりがつかなくなってしまう、比較的重度の精神疾患です。

後をつけられている、だまされているなどの被害妄想や、誰かから悪口を言われているという幻聴、誰もいないのに誰かが見える幻覚などが生じることがあります。

統合失調症は怖い病気なの? 統合失調症の原因と治療法

気分障害

気分障害は、気分や感情の著しい変動が見られる病気です。

患者さんの考えや行動が、気分によって大きく変動し、最悪の場合、死に至ることもあります。

気分障害は大きく、うつ状態のみを伴ううつ病とうつ状態と躁状態を伴う双極性障害に分けられます。

うつ病や双極性障害を含む「気分障害」、陥る原因と治療法は?

不安障害

過去には不安神経症と呼ばれていた不安障害は、不安によって日常生活が妨げられるもの。

不安や恐怖、パニックによって、考えや行動が著しく変化します。

不安障害は大まかに、全般性不安障害パニック障害社交不安障害強迫性障害心的外傷後ストレス障害(PTSD)に分けられます。

「不安のコントロールができない…」不安障害の原因と治療法

適応障害

適応障害は、うつ状態や不安感を伴う病気です。

過度に心配したり、気持ちが落ち込んでしまったり、意欲が低下してしまったりします。適応障害の症状から、うつ病の手前といわれることも。

強いストレスを生じる生活の変化やイベントに適応できず、適応障害が生じると考えられています。

「なぜか急に涙が出る…」適応障害の原因と治療法

睡眠障害

睡眠障害は、睡眠に関して何らかの異常がみられる病気。

夜中に眠れなくなったり、日中に眠ってしまったりします。

睡眠障害には、不眠症過眠症概日リズム睡眠障害睡眠呼吸障害睡眠関連運動障害が含まれます。

眠れなくて辛いのは睡眠障害かも?睡眠障害の原因と治療法

解離性障害

ヒステリーとも呼ばれていた解離性障害は、自分の存在や感覚を一つにまとめられなくなる症状。

離れた場所から自分の身体を見ているように感じたり、周囲が非現実的で夢の中にいるように感じたりします。

解離性健忘解離性遁走解離性同一性障害離人症性障害が含まれます。

自分の感覚が分からなくなる「解離性障害」の原因と治療法は?

人格障害(パーソナリティー障害)

パーソナリティー障害は、パーソナリティーに関する偏りがみられるものです。

周りと違う行動をすることで本人が苦しんだり、周りが困ったりします。

パーソナリティー障害は、3群10つの症状に分けられます。

  • A群
  • 妄想性パーソナリティー障害
  • 統合失調質パーソナリティ障害
  • 統合失調型パーソナリティ障害
  • B群
  • 境界性パーソナリティ障害
  • 自己愛性パーソナリティ障害
  • 反社会性パーソナリティ障害
  • 演技性パーソナリティ障害
  • C群
  • 依存性パーソナリティ障害
  • 強迫性パーソナリティ障害
  • 回避性パーソナリティ障害

「変わり者」ってわけじゃない。人格障害の原因と治療法

発達障害

発達障害は、子どもの頃から生じることが多く、周りと違う行動を特徴とするもの。

社会的コミュニケーション能力が欠乏したり、相手の気持ちや場の雰囲気を汲み取れなかったりします。

発達障害は、自閉症(ASD)アスペルガー症候群注意欠如・多動性障害(ADHD)学習障害に分けられます。

発達障害の原因と治療法

性同一性障害

性同一性障害とは、本来の生まれ持った性別と自分の認識している性別が異なっている状態。

女性もしくは男性らしい体つきになることに嫌悪感を覚えたり、本来の性別とは反対の性別になりたいと強く願ったりします。

近年、性同一性障害を精神疾患の分類から外す傾向があります。

心と性別が違う?「性同一性障害」を知るための基礎知識

てんかん

てんかんとは、突然意識を失ってしまう「てんかん発作」を伴う神経疾患です。

てんかん発作が始まると、全身がけいれんしたり、身体の一部がしびれたりします。

急な失神を伴うことから、過去には、悪魔に取り憑かれていると誤解されていたこともあります。

突然意識を失う「てんかん」の原因と治療法とは?

依存症

いろいろなものや人に過度に依存してしまうのが、依存症です。

身体に悪くてもアルコールをやめることができなかったり、借金をしてでも高価なアクセサリーなどを買ってしまったりします。

依存症には、ものに依存する物質依存症と、行為やプロセスに依存する行為依存症、人間関係に依存してしまう関係依存症があります。

買い物や恋愛、ネットも対象。「依存症」の原因と治療法

摂食障害

摂食障害とは、食事や体重のコントロールができない状態です。

痩せ過ぎているのに食べることを拒んだり、吐いてしまうほど大量に食べてしまったりします。

摂食障害は、神経性食欲不振症神経性過食症に大きく分けられます。

食べすぎ・痩せすぎてしまう「摂食障害」の原因と治療法

認知症

認知症とは、高齢者に多く見られる、主に認知機能の低下が起こるもの。

もの忘れや徘徊が頻繁化したり、うつ状態が生じたりします。

認知症は、アルツハイマー型認知症レビー小体型認知症血管性認知症に分けられます。

本当にただの「もの忘れ」?「認知症」の原因と治療法とは

 

references: 厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」 /written by cocology
あわせて読みたい

SHARE

TAG