なぜ自分を責めてしまうの? 罪悪感の正体を知ってラクになるためのステップ

psychology 2020/02/11

大きな失敗をしたときなど、誰しも自分を責めてしまうことはあるものです。

しかし常に自分を責めてしまい憂うつな気持ちでいると、気分が落ち着かないだけでなく生活に支障をきたしてしまうケースも。

つい自分を責めてしまいがちな人は、どのようにすればラクに過ごせるのでしょうか?

人はどんなときに自分を責めてしまうの?

自分を責めてしまうことは誰にでもあります。

たとえば仕事や家事などで失敗をして周囲の期待に応えられずに周りに迷惑をかけていると思ったとき、努力をしたのに思うような結果が出せなかったとき、ちょっとした行動や言葉で人間関係がうまくいかなかったとき。このような失敗や挫折の経験に心当たりがある方も多いでしょう。

もちろん、自分に明らかに責任がある場合は自分を責めてしまっても仕方ありません。失敗を反省し次に生かせばよいのです

中には何事でも「私のせいだ」と自分を責めてしまう人がいます。そのような人は失敗や挫折のたびに落ち込んで、自分なんて価値がないと自信をなくしてしまう場合も少なくありません。

自分を責めてしまいがちな人は、本来責められないようなことであってもなぜ自分を責めてしまうのでしょうか? その理由を探ってみましょう。

自分は悪くないのに自分を責めてしまう人の心理

自分は悪くないにもかかわらず自分を責めてしまう人は、他人からの影響によって「自分はダメなんだ、自分が悪いにちがいない」と思い込んでしまっている場合があります。

たとえば幼少期に身近な大人から暴力を受けていたり、教育熱心な家庭で育ち常にプレッシャーを感じていたりといった経験があると、自分を責めやすい傾向にあるようです。

自分を責めてしまう人がラクになる3つのステップ

自分を責めてしまう人が、過度に自分を責めずにラクに過ごす方法はあるのでしょうか。ここでは、自分を責めてしまう人が罪悪感と上手に付き合うための3つのステップをお伝えします。

失敗ときちんと向き合う

もし、自分の失敗によって自分を責めている場合は、失敗ときちんと向き合うことが大切です。失敗ときちんと向き合うことは「自分はダメなんだ」と落ち込むことではありません。冷静になって、失敗によって失ったものを「あきらめる」ことです。

たとえば友人関係にひびが入って友人から信頼されなくなったとしましょう。この場合にいつまでも思い悩むのではなく「友人から信頼されなくなった」という事実を受け入れるのです。これがあきらめるということです。

失敗と向き合うことで、冷静に対処ができます。

罪悪感を受け入れる

罪悪感を覚えることはつらいものです。罪悪感を覚えることを望む人はいません。しかし人は罪悪感を抑えようとすればするほど罪悪感を抱きやすいようにできています。

罪悪感と上手に付き合うためには、理性で無理に抑え込もうとせずにきちんとその感情と向き合ってみましょう。人に罪悪感を抱いた出来事について話してみる、なぜ罪悪感を抱いているのかノートに書き出してみるといったことをしてみると、いくらか気持ちがラクになっているはずです。

起こった出来事を振り返り、責任の範囲を明らかにする

自分が本当に責められるようなことをしたのか、責任の範囲を明らかにすることも過剰に自分を責めないために大切なことです。以下の項目を参考にして、自分を責任の範囲を明らかにしてみましょう。

・何のことで私は自分を責めているのだろうか?
・どういう「落ち度」が私にあったのだろうか?
・周囲の人も私を責めているのだろうか? それとも、自分で自分を責めているだけなのだろうか?
・誰かを裏切るようなことを私はしただろうか?
・もっと別の言い方やふるまい方を私はするべきだったのだろうか?
・だとすれば、そういうふうに私がしなかった、あるいはできなかったのはなぜなのだろうか?
・私は何を恐れているのだろうか? うまくやれなかったことだろうか、それとも他人に不快な思いをさせたことだろうか?

※出典:片田珠美『自分を責めずにはいられない人』PHP研究所

過剰に自分を責めず、冷静になってラクな気持ちを取り戻そう

自分を責めてしまう人は、責任感が強く真面目な人とも言えます。それ自体は悪いことではなく、良い方向に生かされることもたくさんあります。けれど、自分で自分を責めてばかりではラクにはなれません。

ゆったりとリラックスして、本当に自分が悪かったのかなどを振り返る習慣をつけ、自分をいたわってあげてくださいね。

自信のない人が自分を愛するための6つの習慣

references: 片田珠美『自分を責めずにはいられない人』PHP研究所
自分を責めてしまう癖は手放そう 「自尊心」養成講座ーNIKKEI WOMAN SMART ライフスタイル
/ written by Cocology編集部

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