食べすぎ・痩せすぎてしまう「摂食障害」の原因と治療法

psychology 2020/02/24

ふだんの食事量、コントロールできていますか?

食事管理ができず、極端な食べすぎや痩せすぎに陥ってしまうのは「摂食障害」かもしれません。

今回、摂食障害について紹介します。

摂食障害とは?

突然の失恋や職の解雇など、急な出来事の後には、食欲が変化しやすいものです。

しかし、それが過度になり、痩せ過ぎているのに食べることを拒んだり、吐いてしまうほど大量に食べてしまったりするとすれば、心の病気である可能性があります。

摂食障害は、食事をとりたがらない「拒食」や、極端に大量の食物をとる「過食」の異常な食行動を特徴とするものです。

症状

食欲と体重の変化を特徴とする摂食障害は、神経性食欲不振症と神経性過食症に大きく分けられます。

痩せ型を維持する神経性食欲不振性は、食べないことを徹底するものと、むちゃ食いを伴っても排出によって低体重を維持しているものがあります

一方、神経性過食症は、むちゃ食いを特徴とし、痩せようと思っても痩せるに至らないものです。

原因

次は、摂食障害の発症メカニズムについて見ていきましょう。

摂食障害の発症には、社会・文化的要因や心理的要因、生物学的要因が複雑に関与しています。

体重や体形への不満やこだわりは、摂食障害の発症と関連しているとのこと。

完璧主義なパーソナリティーが神経性食欲不振症と関係し、抑うつや不安などが神経性過食症の発症と関連しているといいます。さらに、否定的で低い自己評価などの心理的要因は、摂食障害のリスクを高めるといわれます。

両親の別居や離婚など両親の不和などの社会的要因や、摂食障害になりやすい遺伝的要因も発症に関わっています。

罹患率

では、どのような人が摂食障害になりやすいのでしょうか。

摂食障害は10代に始まることが多く、摂食障害の90%以上の方が女性です。

とくに日本では、若年女性の摂食障害の有病率が増えつつあるといわれています。

治療法

摂食障害の患者さんは、治療による体重の増加を恐れるので、なかなか治療に納得してくれません。本人の家族や友人が専門医と協力し、本人の治療を支えていくことが大切です。

拒食の症状が見られるときには、少量ずつでも3食の食事を摂り、徐々に食事の量を増やしていきましょう。食べることで太ってしまうのではという恐怖を取り除くことが必要です。

いずれにしても心理療法によって、体重に対するこだわりや間違った自己評価などを改めることが必要とのこと。

家庭環境が治療に適していないような場合や、体重の減少が極端な場合は、入院による治療も行なわれます。

さらに必要に応じて、薬物治療や栄養指導などが行われます。

まとめ

拒食や過食を伴う摂食障害は、若い女性が罹りやすいものです。

自己評価が低くなり過度に痩せなければと思うことは、摂食障害を引き起こしてしまいます。

そのため、食事量をコントロールできるように、医師とともに自己評価を高めることが重要です。

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references: 厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」 /written by cocology
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